ロケットストーブとは、少量の燃料で高い火力を生み出すことができる燃焼効率の高いストーブです。焚き口と高温になる燃焼筒からなり、燃料となる木材などのエネルギーを最大限に取り出するシンプルな構造になっています。

発展途上国などで、大量の薪などの燃料を使用せず、煙や粉塵を極力抑えたオープンな適正技術として開発されました。

燃焼の仕組み

  • 焚口で燃料に着火すると、炎と共に可燃性ガスが発生します。(これを一次燃焼といいます)
  • 焚口の温度上昇とともに、高温になった可燃性ガスが一次燃焼炎と共にヒートライザー内へなだれ込みます。
  • なだれ込んだ可燃性ガスが、燃焼を開始します。(これを二次燃焼といいます)
  • 二次燃焼によりヒートライザー内に強力な上昇気流(ドラフト)が発生します。
  • 強力なドラフトにより焚口に新鮮な酸素が、大量に吸引され、一次燃焼と共に可燃性ガスの発生が促進されます。
  • 以後、2.~5.が連続的なループとなり、加速度的に燃焼が促進されます。